寿町のおっちゃんから、昔の話をききました。
ここ横浜ホステルヴィレッジ(横浜中華街から徒歩5分。1泊2250円~格安ホテル)で、働いていると、寿町のおっちゃんたちと話す機会が、毎日最低1回はあります。毎回、人生勉強になります。
今日は、はじめて会った、おっちゃん。
年齢は、50後半
見た目は、60歳後半だけど、
ここのおっちゃんたちは、年齢よりも年を重ねているように見えます。
やっぱり、若いころに、港湾での荷降ろし業や、建設業で、がんばってきたからなんだろうな~。
今日は、秋のようなカラッとした天気。フロントにあるクッションやら、布製のソファーやらを、天日干し!
よしふかふかになったぞ!とお昼頃、取りこんでいると、
おっちゃんが、「ここ何やってるところ?」と声をかけてきたのでした。
おっちゃんたちは、かならず「ここ何やってるところ?」と聞いてきます。
気になる存在なのかな~、ちょっと声掛けてみようと考えるんだろうな~。
気にしてくれてるのは、嬉しいな。
「この間、道に迷ってる外国人いたからさ、ここまで連れて来てやったんだよ」
(ありがとうございます。おじさん、ここら辺に住んでるの?)
「おれさ、ちょっと前まで寿町に住んでたんだよ。今は、森林公園のそば、だけどさ。」
「昭和53年に寿町にきたんだ」
「ここらへんの、建物なんて、俺が来た頃30年前は、なかったんだよ。今は、こんなに新しいのたくさん建ってるけどさ、高速道路もなかったしよ」
「おれらがいた頃なんて、ここら辺、ホントにたくさん住んでたんだぜ、1万人くらいいたんじゃないかな。」
(今は、6千人くらいって聞いてますよ。倍もいたんだ~。)
「横浜で、船から荷降ろし作業してよ。24時間なんて、当たり前だったんだから。船が港に停泊してる間、金とられるからってよ、駐車料?駐船料っていうのかね!そんなんで、毎日毎日、仕事があったからよ、寿町に人が集まってきてたんだよな。
あっちの方は、木材置場でよ、そこの木材もやして、夜な夜な焚き火してよ。」
(寿町が、元気な時って、そんなだったんだ~。)
「いや~、あんときは、俺らも若かったからな、よく喧嘩したもんだよ。今じゃ、皆じいさんで、そんな力ないけどな。」
(毎日、目一杯仕事して、それでも力有り余ってたんですね。おじさん、今より数段若かったんですね~。)
(そうですね、おじいちゃんばかりですもんね。)
「ねえちゃん、面白いな~」
「じゃ~な」
(勉強になりました、ありがとうございました。)
という感じで、今日の私のお昼休みは終わりました。
20~30年前は、屈強な男たちがたくさんいて、喧嘩も多かったんだ。
その時のイメージが、本当に強くこの寿町には、残ってるんだな~。
でもでも、今は、おっちゃんたちも、おじいちゃんになってて。
歳を取っていくんだよな~。
ホステルで働き始めて、10月で2年が経ちます。
今までもたくさんのホステルのお客様にもあってきたけど、
この町のおっちゃんたちに会ってきて、人情の厚さにうるうるすることもしばしば。
「結婚するなら、俺見たいなんは、やめとけ」
「おれは、若いころから、危ないことばっかりしてきたから、所帯は持たないって決めたんだ。
心配させたくなかったからな。でも、お前は結婚せ~よ。」
「おまえは、笑顔がいいんだから、笑っとけば大丈夫だって」
「お、お天気屋さん、久しぶりだな」
「アジサイがあっちの方で、咲いたよ。いつでも、見においでね」
「畑で採れた野菜、保育園の子供にやると喜ぶんだよ~。あれが一番いいね。」
何かに迷った時、ここには、人生の先輩がたくさんいるんだって気づきます。












