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INTERVIEW vol2 : 寺島あかね

横浜の面白い人達を発掘し、お話を聞かせて頂く企画第2弾!
今回はYHVで味噌作りのワークショップをして下さった手前味噌の伝道師、発酵旅人こと “寺島あかね” さんにお話を聞かせて頂きました。

なんで発酵旅人になったのか?...そもそも発酵旅人って何?寺島さんという人間を紐解いていきます。

寺島さんが初めて味噌を作ったのは2011年、OL時代の頃でした。大学時代の友達が作ったお味噌に感銘を受け、自分も作ってみよう!と思い立ち、仕込みさえすれば、ほっといても発酵し、お味噌になってしまうその様に感動。自称三日坊主の寺島さんはすっかり味噌作りに魅了されてしまうのでした。

…さて、寺島さんはどのように発酵旅人となっていったのでしょう…?

そのキッカケは味噌を作り始めて約1年後の2012年、ガンディー思想の継承者サティシュ・クマール氏※1のトークショーに行った時でした。自然との向き合い方、人との繋がり方、自分とは違った人生観に胸を掴まれた寺島さん。思いつきはいつだって突然です。寺島さんはイギリスに行く事に決めました。そう、あのサティシュ氏の設立した学校シューマッハー・カレッジに!

寺島さんが滞在したのはシューマッハー・カレッジのある小さな町、TOTNES。この町は基本的に国からの補助に頼らず、自分達で問題解決し、助け合いの精神の中で持続可能な社会を目指すトランジション・タウンとして知られています。街中で育てられている野菜や果物を自由に食べて良いというFree foodがあったり、Skill share、つまり自分の出来る事、知っている事を共有する交流の場が設けられていたりといった町でした。そんなイギリスでの滞在中、味噌作りのスキルシェアをした寺島さん。和食ブームの助けもあり、多くの人が興味を持ってくれ、味噌が出来たー!!っていう反応を見て嬉しい気持ちで満たされたのでした。

今ではスッカリ気さくで笑顔が素敵な寺島さんですが、元々は引っ込み思案だったそう。最初は少し躊躇したものの、思い切って会社を辞めて踏み出した一歩が大きく自分を変えてくれたと言います。

色々なリスクや不安な気持ちがあったものの、❝ 今いる環境から出て、自分の知らない世界を見てみたい!! ❞ という好奇心に負ける事で、視野が広がり、新しい出会いや、物事への興味、挑戦する事に胸が踊るようになっていきました。負ける事で得るモノは沢山。だから失敗も怖く無い。…なんて言ったら大げさな表現になってしまうかもしれませんが、新しいヴィジョンが拓ける事は間違いなさそうです。…ある意味勝ちですね。

イギリスから帰国後、新しい環境や出会いで得る刺激にスッカリ魅了されてしまった寺島さん。ウズウズして今度はWWOOF※1を利用してニュージーランド。それからノルウェー、ドイツ…等、色々な国に訪れては味噌作りのワークショップをして味噌を広めていく事に。気が付けば発酵旅人となり、手前味噌の伝道師になっていたのでした。(海外で大豆が手に入りにくい場合はひよこ豆等現地の食材で応用した味噌作りをしているのだそう!)

寺島さんのクリエイティブである事についての考え方もとても面白かったです。クリエイティブな仕事と言えばモノづくりやデザイナーといった職業が思い浮かびますが、彼女曰くどのように伝えるかを考える事もとても想像力が必要でクリエイティブな事だというのです。教師であったり、色々な職業がそうあるべきなのでは無いか?とお話を聞いて思いました。ダイバーシティー、多種多様という事が重要視されている昨今、色んな分野で想像力とCreativityが必要になっていくのだと感じました。

そんな寺島さん。色々な話をしましたが、何が好きかっていうと単純に人と一緒に楽しい時間を過ごす事。健康で、周りの皆んなと一緒に笑顔でいる事ってやっぱり素敵。色んな事が物凄いスピードで移り変わっていく今の時代。ファッションだと高い服と安い服を上手にミックスしたハイ&ローコーデのように、速さと、時代の逆をいくユックリした流れを良いバランスで取り入れ、より良い方向に向かっていく事が出来れば…そんな想いと味噌を抱き、発酵旅人の旅はまだまだ続きます。

頑張れテラジ!それ行けテラジ!!
YHVはそんな彼女を応援しています。

※1 サティシュ・クマール:イギリスの思想家。イギリス南西部にスモール・スクールとシューマッハー・カレッジを創設。エコロジー&スピリチュアル雑誌「リサージェンス」編集長。

※2 WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms)、簡単に言えばオーガニックな暮らしをしている人のお手伝いをし、一緒に生活させて貰うシステム。